しらぼ、

松本まさはるがSFを書くとこうなる。

「残業100時間で自殺は情けない。」

「残業100時間で自殺は情けない。」とコメントした武蔵野大学教授、長谷川秀夫さんが処分を受けるに至った件。

電通に勤める女性が「仕事にいくのが怖い。」等のツイートをしていた事も話題になりました。

この一件がTwitterやらニュースタグやらでお盛んになっていて、僕としては非常に良くないと思うんです。

何がいけないかって、このコメントがじゃあ亡くなられた女性に失礼極まりないとか、いや確かに情けないよね、とかの内容の部分ではないんですよ。

こういう世論とは反したコメントが圧倒的な勢いで叩かれて処分されていく、この世の中が非常に良くないと僕は思う訳です。

世の中には様々な人がいる訳で、みんな頭の中じゃ多様なことを考えているんですよ。だからこそ議論を交わし合うことが出来て、より良い方向に向かって行く訳ですよ。

それをメディアが叩いて、世の中の人がみんなして「秀夫はひでぇ」なんて酸っぱいことを口を揃えて唱えたら、これは1つの情報統制な訳です。

皆が皆FacebookTwitterで不適切な発言を避ける。となると、自由に多くの情報を発信できるのがメディア側だけになる訳です。

「メディアの報道=世論」みたいになってしまう。メディアの報道が正しくて、それにみんな同じ様に考えているんだな。となってしまえばもう全体主義の完成です。全体主義で個人を思考不能にしていく様はナチス全体主義政権下や大日本帝国政権下の下地作りのままですね。天皇万歳!

とまぁこんな感じでメディアの話題から哲学、歴史、世界情勢の話まで友人とドップリ語り合った訳ですよ。僕らは世界平和の事を考えると飯も喉を通りませんから。ずいぶんとカオスなトークでしたよ。

そこから飛躍して中国と米国の南シナ海をかけた情勢悪化による戦争が起きるんじゃねえかとか、TSUTAYAにいつになったら杏里がレンタルに出されるんだとか、そういった討論を重ねていたらもうこんな時間ですよ。

ド平日の午前4時45分。もう少ししたら仕事です。「仕事にいくのが怖い。」